ライブやコンサートのポスターを作り続ける老舗印刷工房

ナッシュビルの地で1879年から130年以上も、活版印刷の技法でライブやコンサート、ショップのポスターから企業のイメージポスターまで、幅広い作品を作り続けてきた老舗の印刷工房、「Hatch Show Print (ハッチ・ショー・プリント)」。
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木で作った文字や図形の型を丁寧に組み立てていき、独特な雰囲気の手作り感あふれるポスターが出来上がります。ポスターは、一人のデザイナーがクライアントからのブリーフィングを受け、アイデアを出し、自分で木型を組んでデザインを作り上げていくそうです。自分で最初から最後までの工程を仕上げるため、作り手としてやりがいがあるそうです。
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工房について説明してくれるスタッフによると、アメリカ人にとって、英語のスペルを逆から木枠で組み上げていく作業工程が新鮮なのだそうです。アルファベットの順番を逆にしないと、活版印刷で刷り上ったときに文字として読めないという現象を、とても面白と感じるそう。

壁にはこれまでに製作された作品や、リサイクルして使えるアルファベットの木板、星型や海の柄など、繰り返し使えるモチーフの木彫りなどが壁一面に積まれています。
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下の段には「FOR RENT」や「SOLD」などの定番の木彫り版が並んでいます。hs-waku1

こちらは図形の木彫り棚。
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実際にビジネスとして受注した作品を作っている姿は非公開ですが、活版印刷の手法を学んで、簡易的なポスター作成体験が出来る観光用ツアーが用意されています。hs-workshop
説明を聞いたあとにワークショップに参加して、全体で1時間ほど。自作のポスターはお土産として持ち帰れます。ツアー代金は大人一人15ドル。説明してくれた店員さんの話ですと、通常のポスター(ビンテージ等の高価格のもの以外)1枚の値段と同じに設定しているそうです。
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ワークルームの壁にかけてあるポスター。2013年に現在の場所、「カントリー音楽の殿堂博物館」の建物の中に移動してくるまで、1992年から20年ほど使った工房の写真が使われています。今の工房は広さは大きくなりましたが、木型の置き方など、前の工房を忠実に再現しているそうです。
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作業エリアの床には、ひっそりとオフィス猫がいました。作業の邪魔をせず、おとなしくしていて可愛らしいです。
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工房の横にはポスターショップがあり、過去に製作したコンサートのポスター等が売られています。
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ナッシュビルのスカイラインをデザインしたお土産用のポスターや、ポストカードもあります。
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ツアー参加希望の方は、事前にオンラインでの予約が必要です。

Hatch Show Print
224 5th Avenue South,
Nashville, TN 37203
Social: @HatchShowPrint

取材日:2016年10月4日(DL広報R)